KONICA autoS2


発売は1964年。
コニカオ−トSの発売された翌年、早くも自動化の改良型として発売されたカメラである。
cdsをトップアイに改めて、フィルタ−を付けても露出補正をしなくて済むようになり、2段切り替えだったものをなくしたものである。
個人的には、このカメラはうまくまとまりすぎていて面白くないと感じるのだが、使いやすさは抜群である。
大型ボディもそろそろ終盤にさしかかっているが、小型化になるのはまだまだ、ここから4年もまたなければならない。つまりコニカC35の出現4年前である。
みのかんのautoS2

何かのついでに買ったものだと思う。個人的には面白くないカメラとして、3回ほど使っただけである。レンズもよく、使いやすいのだが、便利になればなるほど面白くなくなるという矛盾点を持っているカメラである。
たとえばライカが人気があるのは、質感と操作性のスム−ズさ、そしてレンズの優秀さはもちろんであるが、もうひとつ使いにくいという要素が入っているのではないかと思う。
そういう意味でライカのレンジファインダ−もAEが導入されてきたが、あれは売れないだろうと思っている。
やはりライカは単体露出計で測って撮るところが面白い思う。趣味に撤したカメラであり、究極の趣味カメラであると思う。

いずれにしても面白くないカメラ。しかし使い易いよくできたカメラある。
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cdsのトップアイ方式を採用
autoSのマイナ−チェンジ